パラリンピック

今年は東京オリンピックの年ですが、それと同時にパラリンピックの年でもあります。
今年の8月25日から始まり、9月6日を持って終了となります。

パラリンピックとは、4年に一度行われる、身体障がい者を対象とした世界最高峰のパラスポーツの祭典です。
一口に「身体障がい者」といっても、身体はもちろん、知的も含め様々なものがあります。
「身体障がい者」はともすれば「不憫」だとか「かわいそう」と一般的に思われがちですが、パラリンピックでは「障がい者」というより1人の「アスリート」として様々な人が誇りを持って戦う姿が見られます。
そこにはたくさんの壁があり、その壁を血のにじむような努力を重ねることで突破してきたことでしょう。その心は健常者と何ら変わりありません。
今では「パラスポーツ」というものは色眼鏡では見られなくなりました。そのひたむきさが人々の視線を変えたのです。
何であっても前向きな姿勢が大事だと改めて思います。
また、パラリンピックには補助具(義足など)を利用した競技もあり、それを使うことで健常者と遜色ない記録を出すことができます。

ここ学び舎でも様々な障がい者が訓練に励んでいますが、商品を完成させるために障がいの程度に応じて補助具を利用することもあります。
補助具を使うことで、健常者の方が作るのと同じように商品を完成させることができます。
例えばパッケージの封入作業。補助具を使って出来上がったパッケージは健常者が作ったものも障がい者が作ったものも同じパッケージに見えます。
ほんの少しのサポートで、健常者と障がい者の差は埋められるのです。
社会と関わりを持ちながら前向きに進んでいく事が大切であると、パラリンピックを通して学んでいます。

利用者と職員が意見を出し合って作った学び舎独自の補助具です。